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トレイルランニングと歴史探訪の親和性を考える~山遊び応用編~

皆さん、トレイルランニングって楽しいですよね。毎週楽しまれていることと思います。

そうです登山道を走って登るアレです。

あれ、やったことがない?まじですか?それはもったいないですね...

インフラセグメント赤沼本部の隣に「信州トレイルマウンテン」というお店がありますのでそこでトレラン用の靴を買ってGOです。
他にかっこいい登山用具も売ってるのでチェックです。(実はちょっと穴場なショップです)

高見澤インフラセグメント本部のマップはコチラ
信州トレイルマウンテンのマップはコチラ

 

装備を整え、野山へ。

準備が整ったらその靴で軽く野山を走ってみましょう。

舗装路だけでなく、砂利道、農道、河川敷等々...
そして丘のような場所があれば徐々に登りも走ってみましょう。

「登山道を走って登れるわけがない」... はい、私も最初そう思っていました。
変態のスポーツだと...たしかにそうなんですけれども...

でも、不思議なもので、徐々に走れるようになってきます。

キツい急登のところは、トップ選手でも歩いて登りますので問題なしです。
少し走れるようになったら大会に出てみるのもいいですよ。

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私なりのトレイルランニングの愉しみ方

最近私はそんなトレイルランニングと、元々好きだった古道の歴史探訪をミックスしています。

「松本城から善光寺まで行く道は、どこにあったんだろう?」ふと気になりました。
いわゆる善光寺西街道です。

調べてみたら塩尻洗馬から篠ノ井追分までの65km。(善光寺までは80kmです。)
その一部、松本宿から青柳宿まで走ってみました。途中2か所の峠があり、行程は約25km。

友人と一緒に、まずは松本城からスタート。大体標高は600m地点。

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ざっくり写真をご覧いただければ幸いです。

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松本城から信大を通って街中をランニングしていくと、5kmくらい走ったところで岡田宿に到着。
標高は700m。

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松本トンネル出口あたり、洞交差点近くから山の中へ入ります。

ここから刈谷原峠。今はもうほとんど人が通りません。
頂上の標高は1000m。1回目のピークです。
酸素濃度が低くなったかも。

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場所的には三才山トンネルの西側の山、といったところです(伝わるかな...)

ここでマメ知識。むかし三才山にスキー場があったって知ってました?リフトの残骸が今もそのまま残ってるんですよ。

下りきるとそこに刈谷宿(旧四賀村)。
面影だけであまり建物も残っていません。

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その後、村内の田んぼ道を4kmほど走ります。
標高は700mくらい。
先ほどより少し酸素濃度が高くなった気がします。

そして会田宿につきます。松本市役所四賀支所からすぐです。

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直線の登りの両側に名残が。ここは少しお金をかけて保存されています。

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ここからは二つ目の峠となります。

途中から舗装がなくなり、未舗装の道に。
立峠と呼ばれる峠道です。旧四賀村から筑北村へ向かいます。

ここはキツイ登り。

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完全に廃道ですね。

立峠山頂付近です。
古道上に立派な鉄塔が。
ここも標高1000mくらい。
2回目のピーク。
酸素濃度が低くなった気がする。
ここはなかなかきつかった。

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その後古道はJR篠ノ井線の下を横断していました。
現場打ちのボックスカルバートです。

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そして西条宿へ到着。標高800m。
酸素濃度が高くなったかも。

西条はどうやら宿場、ではなくて中間の小さな宿の集合体のことのようです。
JR西条駅付近です。過去には栄えていたのでしょう。

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そこから3kmくらい走って今回の到達地青柳宿。

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JR坂北駅近くの、小さな宿場。数件まだ面影を残していましたが 傷みも進んでいる印象。(写真撮り忘れました...)

見どころはしっかりあり、宿場を通り抜けると「切通し」という岩を削り道路にしたと思われるところに出ます。
近くで見るとなかなかの迫力。1580年ごろ作られたそうです。

安土桃山時代?手で削ったなんて!

ちょうど筑北パーキングエリアの東側に位置します。
高速に乗ってるだけじゃ知る由もありません。

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今回はここまで。帰りは電車です。これがまた良い。

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筑北駅から松本行の篠ノ井線で帰りました。松本駅で駅そばを食べて帰るのが締め。塩分が沁みる。

 

トレランで歴史探訪、最高のマッチング。

始めてみて驚いたのですが、トレイルランニング(トレラン)と歴史探訪は想像以上に相性抜群です。
何と言っても早く、そしてじっくりと歴史的なポイントを楽しめるのが魅力です。
道中の遺構や名所を間近で感じることができるのも素晴らしい体験です。

各宿場までだいたい5kmで走るのにちょうど良い距離。駐車場の心配はないです。
山道が荒れていることがあっても、トレランの気概なら乗り越えられるのもポイントです。

そして最大の醍醐味は、かつて多くの人々が行き交った道に思いを馳せる時間を持てること。
中南信地方に住む方なら、「うちの先祖もこの道を通って善光寺を目指したのではないか?」と想像してみるのも良いでしょう。
車でさっと訪れるだけでは味わえない、特別な感動がありますね。

さらに、トレランには健康面でのメリットも。

走りながら自然と触れ合い、身体を鍛えるだけでなく、気分もリフレッシュできます。
特に紅葉の季節の山道は絶景。
落ち葉のフカフカの感触を踏みしめながら走るのは、本当に気持ちが良いです。

次は関東営業所がある埼玉県上尾市から長野県まで続く中山道を走ってみたいです。
変わった趣味ですが学びもあり身体も鍛えられ本当に充実します。ぜひお勧めです。

最後になりますが、雪解けの春にぜひご一緒に山を訪れてみませんか?初心者の方も歓迎です。
自然の美しさと歴史の重みを共有する時間を楽しみましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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